最近『ルッキズム』が拍車をかけて日本国内で蔓延しているそうですね。
まあ、かくいう私も「人は見た目が10割」だと思っていますが、残念なことに10割近くの日本人はこの意味を履き違えています。
あげく当の本人たちはそのせいで起きている弊害には全く気付いていないようなので、今回はそれについて警鐘を鳴らすためにこの記事を書くことにしました。
※ここから下は耳が痛くなる表現が散在していますので「現実至上主義」以外の方は自己責任でご覧ください。
Contents
ルッキズムとは
そもそも「ルッキズム」とは英語で「Look（外見）＋ism（主義）」がひとつになった言葉で、日本語だと外見至上主義の意味になります。
要するに、外見の良し悪しでその人の価値を判断し差別をする、ってことですね。
初めてこの言葉を知った時は「人間ってなんて愚かで残酷な生き物なんだろう」って思いましたね。
だって人の価値が全て外見に委ねられるんなら、容姿に自信がない人は全員整形してキレイになればそれで万事OKってことですもんね？
（当たり前だけど）そんなわけないよね？
私嫌だよ、顔が良いことを鼻にかけて品性も知性もない自分勝手な女性とか。
なんの魅力も感じないどころか、むしろ気持ち悪いからね。同じ人間として。
でも実際いますよね。そういう人その辺にゴロゴロ。
ただね、なぜこういうことが起こるのかっていう原理は理解できなくもないんですよ。もちろん納得はできませんけど。
アジア１位、２位を争うルッキズム大国日本
以前、韓国人と付き合っていた経験と実際に韓国に行ってみて感じたこと、その他アジア圏やヨーロッパ、アメリカ圏各国の人との交流があることを前提に言いますが
おそらく韓国はダントツのルッキズム大国で、それに次ぐのが日本かなといった感じ。
ただこれって裏を返せば、それだけ外見に自信がない人が多い国ってことの現れなんですよね。
たしかに日本はフランスやドイツその他諸外国から比べると外見に目を惹く人の割合は圧倒的に少ないですし、
長年の鎖国によって容姿が美しい人が多いとされるヨーロッパ人とのミックス（混血）もほとんどいませんからね。
今でこそ国際恋愛は当たり前で日本でもハーフの人を見るのは珍しくありませんが、それもここ数年くらいのことでまだまだ歴史的には浅い。
だからこそ先述した通り、日本人は容姿が良いことに価値を感じる人が多いってことについては理解できます。
とは言っても、日本人に限らず多くの人が「外見（そとみ）」に重きを置いてるのは否定できない事実でもあります。
”BAD”より”GOOD”の方が良いに決まってる
誰だって不細工より綺麗な方が良いに決まってる。
現に「どうせ顔が良ければそれで良いんだよね、男なんて」とボヤいている顔に自信のない人たちも、イケメンが大好きなのと同様。
人だけじゃなく物ひとつとってもそうです。
例えば店頭に全く同じ商品が２つ並べられていたとして、内容も質も全く同じだけどパッケージ（＝外見）が潰れている方と綺麗な方ならどっちを手に取りますか？
前者を好んで選ぶ人はほぼいませんよね。
それとなんら変わらない。
だから多くの人が美人やイケメンに魅了されるのは仕方がありません。
これは良し悪しの問題ではなく、ある意味人間の本能に近いものだと私は思っています。
（だからこそ、綺麗な外見を持つ人とそうでない人が共存するこの世の中はすごく残酷だと感じるわけですが。）
まずこれが真実であり大前提。
この前提を踏まえた上でルッキズムによる弊害とは何かを話していきます。
人は見た目が10割の真意
の前に、私が冒頭で述べた「人は見た目が10割」の真意について先に話しますね。
私が言う「人は見た目が10割」の意味って正しくはこうです。
「人は見た目が10割だよね。（あ、でも第一印象においてはね？結局本当に大事なのは当たり前に中身だよ？）」
中身ってハートのことね。その人自身の人格や人間性とか。
てなわけで結論、
どっちも大事。
見た目の良さは１通りじゃない
ただ、これだけは伝えたい。
見た目が良いって単に顔が綺麗って意味に分類されません。
（もちろん容姿の美しさってずるくて、それだけで人生の半分以上はイージーモードになってしまうから）
見た目とは、清潔感、雰囲気、品性そういう全てのことを指す言葉なんじゃないかと思います。
だから、いくら顔が綺麗でも「言葉遣いが汚い」「常識がない」「思いやりがない」ような人に
うつつを抜かすのは同じように程度の低い人たちじゃないですか。
本当に美しい人は見た目も中身も美しい人を好むものです。
で、こっからが本題。
ルッキズムが生み出している弊害
見た目に気を遣うのは素敵なことだと思います。
ただ、多くの日本人はそこだけに注力しすぎてまるで中身が追いついてないんですよ。
はっきり言う。幼稚なのよ。
顔や体型が綺麗ならそれでいい。って人が多すぎ
んなわけあるかって。（笑）
そもそも仮に世の中綺麗な顔だらけになった時、自分の取り柄はなにかを聞かれて答えれないようじゃ終わってますよね。
どうせなら両方養おうや
だったら外見だけでなく人格も極めて真の美人になろうやって話なんですよね。
私はこれまで散々日本人に対して厳しい発言してきましたけど、別に嫌いなわけではなくて。（私自身日本人だし）
むしろこれができれば日本人って割と世界でNo1.誇れるくらい素敵な人種（国民性）なんじゃないか？って本気で思ってるんですよ。
気配り上手やし、”わびさび”可愛いし（あと、なんかそそられる）、基本人種差別とかしないし、基本争いごと嫌いやし、綺麗好きやし
・・最高じゃない？（途中私的感情も入っててすみません）
これをベースに海外の人のように感性を養えばもう言うことなしですやん。
なーんて。（笑）
今すぐやめるべき日本人のアグリーな国民性７つ
”Remember beauty is inside.（覚えておいて、美しさとは内面から湧き出るものよ）"
私が好きなモデルの言葉。
本当にその通りだと思ってる。
外見の美しさは内面の美しさがあってこそ輝くもの。そしてそれが真の美しさ。
てことで、最後は私が日本人に対して感じる改めるべき７つの醜い国民性について述べていきますね。
１異文化を学ばない
２個人を尊重しない
３自国の人を応援しない
４本音で語らない
５主体性がない
６信念を持たない
７本質を見ない
・異文化を学ばない
「外人」「白人美女」という発言、日本では当たり前に使われてるけど実はどれもヤバイってことを学ぶべき。
なんでマズイかをさらっと解説します。
例えば「外人（外国人）」ってさ、日本人ではない人からしたら私たちも外人なわけで
それを実際に会話で使ってしまうと「いや、あなたも私からしたら外人ですよ」って思われてるのよ。
要するにこの表現だと、自分たち日本人が地球の中心ってニュアンスになってしまうわけさね。
ではどう言えば良いか？
私は普段英語で話すときは「non-Japanese people」と表現するけれど、
日本語だと「日本人ではない人」または「アメリカ人、欧州人」とか固有名詞を使うのが良き。
少し手間に感じるけれどこういうのを当たり前にできる人が真の美人だと私は思う。
では次「白人美女」ね。
これほんと良く聞くし、よく見る。
無知な一般人は１０００歩譲ったとしても、知らなくてはまずい立場にいるメディア関係の人も普通に使ってるから驚きよ。
ラインニュースとか見てみ？引くよ。
これにはマズイ要素が色々あるんだけど。
まず「白人」という表現。
これは肌の色でその人を選別する呼び方だから思い切り差別用語。「黒人」も同様。
「白人美女」はもっと最悪で、日本人は美女＝白人という認識が強いからそういう表現をするんだろうけど
まずこの認識がおかしいし、それこそ”白人”からしたらこんな言葉不快でしかない。
逆の立場を考えれば容易にわかることなんだけどね。
あなたは「黄色人美女」ですねって言われて嬉しい人いるかい？
美女ってつければ良いとでも思ってるんだろうけど、ガチの美女ってそう言われるのあんまり良く思わないからね。
なんか路線ずれてきたので回収しますが、とりあえず人を肌の色で呼ぶのは言語道断。
・個人を尊重しない
日本人ってマジで個人を尊重しないよね！
人種差別は比較的しない方でも、性別・年齢差別はめちゃくちゃするもんね！！
すみません、これ幼少期からずっと感じてたことなのでつい熱くなってしましました。
例えば、日本人は集団行動が当たり前だからなのか「子供」「大人」「おじさん」「おばさん」とか一括り判断する傾向にあるなって思う。
子供はこどもみんな同じ。10代はどうせ〇〇だから、とかね。
結論を言うと、子供や大人、男や女である前に私たちは皆んな同じ人間だよね。
そうであれば、子供でも成熟した考えをもつ人もいるし女でも男性のように闘争心が強い人もいて当たり前じゃないかい？
人間というのは単純化が好きでシンプルであるからこそ生きやすいことが多くあるけれど
人間そのものはものすごく複雑な生き物だから。それを忘ちゃいけない。
だから私たちは老若男女で人に接するのではなく、人は人として平等に互いにリスペクトし合って接するべきなんだと私は思う。
それをしないから、不必要で不利益な縦社会というものが生まれ、それを良く思わない若い人たちが年上や年配の人をひとくくりに
「年寄りは負け組」みたいな認識を持ちはじめてしまう。
もう負の連鎖でしかない。
上も下もみんな自分勝手がゆえに起こった悲劇が今の日本。
もういい加減やめにしないかい？
「みんなちがって、みんないい」
金子みすゞのような心を持てば日本はもっと豊かになるはずさね。
・自国の人を応援しない
日本人は自国で努力している人を褒めるどころかけなす人が多いよね。
例えば、独学で英語を話している人に対して「発音が汚い」「文法がおかしい」とか挙げ足ばっかとるじゃん。
同じ日本人なのにどうしてなんだろうって考えてみたんだけども、
やはりこれも集団意識からきてるよなって。
「みんな同じで、みんないい」の国民性だから出る杭は打つでしょ。
そういう思考を持つ人が日本ではほとんどだけど、本当はみんな金子みすゞの言葉が真理だと分かってる。
だけど素直に行動できない自分を責めるんじゃなく、なぜか同じ日本人で頑張っている人（＝目立つ人や自分より優れていると感じる人）をけなしはじめる。
醜いよね。ほんとに醜い。ただの嫉妬じゃん。ダサすぎでしょ（笑）
そんなだから自信なんて持てるはずないんだよ。
みんな自分に嘘ついて生きてんだもん。当然だよね。
他人を妬んでる暇があるなら自己磨きをしてかっこいい人間になればいいのに。
誤解してほしくないのは、日本人だから同じ日本人同士リスペクトしようってことではない。
ただ”外国人”ばかり特別視するのではなく、国とか人種関係なく素敵なものは素敵だって素直に表現できる感性を養うべきだって思う。
・本音で語らない
なんでも思ったことを口にすれば良いというものではないけれど
多くの日本人は本心を言わないことこそが相手を傷つけないことだと考えていますよね。
それはとんでもない勘違いなのに。
「噓も方便」という言葉がある通り、優しい嘘はたしかに相手を守ることができるけどそんな状況はさほど多くない。
結局「本音を言えば相手を傷つけてしまう」と本心を言わないのは、本当は自分自身を傷けないようにするための口実でしかないんです。
そして1番タチが悪いのは本心では「ありえない」と感じたことを本人には隠し、口では「問題ない」と平気なフリをする。
そしてそれをネタに陰で同僚や友人に話すんです。
性格悪よなあ。ほんと。
でも日本ではよくある現象じゃないですか？
これって私からすれば、SNSで顔出しもできない卑劣な臆病者が他人の不幸を密としてアンチしてるのとやってることは同じ。
それに、本音で語り合わないから本当に大切な人間関係を築くことだってできません。
私は日本人と接してていつもそう感じます。
正直赤の他人にどう思われるかは全く重要じゃないですよね。
でも大切に想う人からは嫌われたくない。むしろ同じように大切に想われたいでしょう？
だったら本音で語らなきゃ。
本心でいることは自分勝手であることとは違うんです。
まずはそれを理解すべきだと感じます。
・主体性がない
これも集団行動が原因でしょう。
日本人は自分で考えその通りに行動するのを大いに苦手とする人種ですよね。
目立ちたくない、失敗したくない、間違えるのが怖い、とかいう理由で自分の本心を無視して無難に多数派意見に無理やり自分を適合させる。
その結果どうなりますか？
自分の幸せや自分がどうしたいかすら分からない人が増え、あげくの果てには幸福な人間をひがみ、人の失敗を待ち侘びる人生を送るような哀れな人間になってしまう。
自分の失敗は親や恋人や環境のせいにする。
主体性があればこんなことにはなりません。
例えどんな結果でも自分の選んだ道だと理解しているからですよね。
主体性は自信に繋がる一つの要素だと私は考えています。
多くの日本人が自信に欠けているのは主体性がないことが原因ではないでしょうか。
「海外の人のように自信を持てるようになりたい」という日本人は多くいますが
その１番の解決策は、自分の頭で考えその通りに行動することではないかと思っています。
・信念を持たない
これも「右に倣え」の教えが原因かと思っていますが、日本人は自分にとって大切な生き方や譲れないものを持ってない人が本当に多いと感じます。
信念がないと行動に一貫性を伴いません。信念がないということは自分の意志がないことに等しい。
なぜあなたはそれをしているのか、なぜその選択をしたのかを問われたとき
「誰かに言われたから」「みんながそうしてるから」
こんな答えしか浮かばないなら正直生きている意味はないでしょう？
自分の人生を生きるということは、自分で考えてその通り行動するということ。
それには信念がなくては成り得ませんよね。
なぜ日本人が信念を持っていないと断言できるか？
それは電車内やバスでの状況一つとっても一目瞭然です。
身体的障害のある人、妊婦さん、足腰の弱い老人、具合の悪そうな人
そんな人たちに自ら席を譲る人がこの今の日本に一体何人いると思いますか？
スマホに夢中になって周りを身もしない、かと思えば目の前に席を譲るべき人がいても見てみぬフリをする。
こんな人たちばかりですよね。
これって信念がないからこういう行動を取れるのだと思います。
「疲れているから」「誰かが席を譲るだろうから」「恥ずかしいから」なんて言い訳ができるのはまさにそれ。
「困った人を放っておくことは自分の生き方や道理に反することだ」と思いながら生きていれば、疲れや人目を理由に席を譲らないなんて行動は絶対に取らないはずですから。
これに限った話ではありませんが「自分がどう生きたいか」「どういう人間でありたいか」ということくらい、自分の人生を生きるなら最低限持っておくべきものだと思います。
・本質を見ない
日本人は物事の本質を直視するのを極度に嫌がりますよね。
だから社会人になってあらゆることの責任が自分自身に課せられる年齢になってまでも
息が詰まるような無駄なルールのなかでの生活が強いられてる理由がそれです。
そのせいで自分の頭で考えることをしなくなり、個性を殺す「同調圧力」というものが生まれてしまうのではないでしょうか。
例えば、髪は黒髪か目立たない茶髪まで、アクセサリー禁、ネイル禁、膝上スカート禁とかいう身なりの規則。
性教育はこどもには早すぎる、子どもの素行が悪いのは親の責任だとか・・
馬鹿なの？（笑）
じゃあ聞くけど、黒髪で地味な格好している人は絶対に悪いことはせず仕事もできて人間として優れている人だと言えますか？
セックスによるあらゆるリスクや妊娠に対する責任を子どものうちから学ぶからこそ、そういう時期が来たときに正しい判断ができやすくなるんじゃない？
幼少期に誰もが当たり前にできる道徳や倫理的物事ができないのは親のせいでも、自分の頭で考えて判断できるようになった頃にはその人自身の人格に責任があるよね？
もし違うのなら、未成年で殺人をする人は全て親の教育が悪いってことになる。
んなわけないし、そんなこと言われたら全国の懸命に子育てをする親が可哀想だから辞めてくれ。
さらに呆れるのがこういうIQの低いことを言っているのが実際に子を持つ親だったり、指導すべき立場にある人間だってことです。
これだもん多くのお金持ちや資産家は子どもに海外の教育を受けさせるっていうのも納得でしかないよね。
日本人古来の前習え教育を間に受けたら大人になってから相当苦労するし、日本から一歩外の世界に出たら生きていけないですよ。
結論、
物事の本質・真実を捉え判断する能力がどれだけ重要かは一言では言えません。
人の性質を見抜くことや人生の選択を誤らない判断力、そもそも人間力そのものを高めてくれる重要な能力だと私は思います。
まとめ
美しくなりたいという感情そのものはいたって普通の感情です。
私自身いくつになっても美しい女性であり続けたいと思っていますしね。
ですが、外見ばかりを磨くことに必死になって本当に大切なものを見失ってまうのは人間的に美しくない。
日本人は特にこの傾向が強いと感じるので、今回この記事を書きました。
日本人には日本人特有の美しい国民性があるのだから、それを無下にせず強みにしちゃえば良くない？なーんて思いながら日々過ごしています。
