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【ワイン】ベルモットとは?種類や飲み方について

Hey Guys,How you doin'? It's Shiori(@ShioriPhoenix )

 

今回は【Vermouth-ベルモット-】というお酒について深掘りしていきます。

 

 

ベルモットとは

 

ベルモットは、白ワインをベースにハーブやスパイスで風味付けされたフレーバードワインの一種。

 

主にドライ・ベルモットとスウィート・ベルモットの2種類があり

 

アペリティフ(食前酒)として飲まれるほか、カクテルの材料や料理にも使われる。

 

※アペリティフ(apéritif)・・フランス語で「食前酒」を意味し、食欲増進のために飲まれるお酒のこと

 

 

ベルモット誕生秘話

16世紀、イタリアでアレッシオという店主がニガヨモギを浸したワインの生産を始める。

 

ニガヨモギはドイツ語で「ベルムート(wermut)」と言い、それがフランス語で「ベルモット(vermouth)」に翻訳されたことが由来。

 

ドライ・ベルモット

辛口タイプのベルモット。

 

発祥地はフランスでアルコール度数は15%から18%。

 

主にマティーニで使用される芳香性の強化ワインで、数十種類の異なる根、スパイス、樹皮、種子、果皮が白ワインベースに浸漬され、その後、ブドウや甜菜のニュートラルスピリッツで強化される。

 

スイート・ベルモット

甘口のベルモット。

 

発祥地はイタリアのためイタリアン・ベルモットとも呼ばれるが、現在はイタリアに限らず生産されている。

 

白ワインをベースにして作られ(完成品の最低75%)、これを砂糖、植物の蒸留液、スピリッツと混ぜて、通常16-22%のアルコール度数にする。

 

スイート・ベルモットの味わいは使用される植物と苦味や甘味のレベルに応じて異なる。

 

 

参考

  • 一般的な植物: 柑橘類:ベルガモットの皮、オレンジの皮、レモンの皮、ピンクグレープフルーツの皮、カフィルライムの葉
  • 苦味:ビターオレンジ、ニガヨモギ、オリスルート、キナ樹皮、ルバーブ、ジュニパー、アンジェリカ、セイヨウアザミ
  • ハーブ:コリアンダー、セージ、マージョラム、オレガノ、ローズマリー、月桂樹の葉、サフラン、タイム、レモンバーム、サボリー
  • 花:ラベンダー、エルダーフラワー、ハニーサックル、カモミール、バラ、タンポポ
  • スパイス:コリアンダー、バニラ、オールスパイス、ナツメグ、ジンジャー、シナモン、クローブ、スターアニス、カルダモン、リコリス

 

 

 

保存方法

ベルモットはスピリッツではなく強化ワインであるため、開封後の賞味期限は酸化防止のために2~3週間以内が望ましい。

ただし、冷蔵庫や日当たりを避けた涼しい場所での保管であれば賞味期限を最大3か月延ばすことができる。(※その間に風味が変化する可能性があるので注意。)

 

 

ベルモットの飲み方

 

a.カクテル(Cocktails):

代表格はやはりカクテル。ドライ・ベルモット、スイート・ベルモットの両者を使ってさまざまなフレーバーのカクテルを楽しめる。

b.ストレート(Straight):

ベルモットをそのままグラスに注ぐ。香りや風味を楽しみたいときにオススメの飲み方。冷やして飲むとさらに美味しくなる。

c.ロック(On the Rocks):

氷を入れたグラスにベルモットを注ぐ。氷が溶けることで風味が変化し、飲みやすくなる。

d.ソーダ割り(With Soda):

炭酸水で割る。爽やかな風味が加わり、軽い飲み口に。ドライ・ベルモットで割ると美味しい。

e.ホットドリンク(Hotdrinks):

寒い季節には、ベルモットを温めて飲むのもオススメ。ホットベルモットは風味豊かでリラックス効果がある。

 

 

ベルモットで作れるカクテル5選

 

a.マティーニ:

19世紀後半、アメリカで誕生。現実世界ではもちろんのこと、小説や映画などの様々なシーンで登場する。特に「007」ジェームズ・ボンドが好んでの飲むカクテルとして有名。

 

【レシピ】
ドライ・ベルモット 30ml
ジン        75ml

【作り方】

ミキシンググラスに氷と材料を入れステアする。グラスに注ぎ、オリーブ/レモンの皮を飾る。

 

 

b.マンハッタン:

「カクテルの女王」と呼ばれ19世紀から世界中で愛飲されている。主にライ・ウイスキー(またはバーボン)とスイート・ベルモットで作られる。

 

【レシピ】
スイート・ベルモット      30ml
ライ・ウイスキー        60ml
アンゴスチュラ・ビターズ    1滴

【作り方】

シェーカー/ミキシンググラスに氷と材料を入れよく混ぜる。グラスに注ぎ、レモンピール/マラスキーノチェリー(シロップ漬けにしたさくらんぼ)で飾る。

 

 

c.アメリカーノ:

19世紀後半イタリアのミラノで誕生。当初は「ミラノ・トニック」と呼ばれていたが、1890年代アメリカ人がこのカクテルを好んだことから「アメリカーノ(=イタリア語でアメリカ人)」と名付けれられた。

 

【レシピ】
スイート・ベルモット  30ml
カンパリ        30ml
炭酸水         適量

【作り方】

ハイボールグラスに氷を入れカンパリとスイート・ベルモットをグラスに注ぐ。炭酸水を加え軽くステアして混ぜる。オレンジの輪切り/レモンの皮で飾る。

 

 

d.ネグローニ:

1919年フィレンツェのカフェで誕生。老舗レストラン「カソーニ」の常連客だったカミーロ・ネグローニ伯爵が愛飲していた食前酒。 「アメリカーノ」にソーダではなく少量のジンを入れるようにオーダーしたことが始まりだと言われている。

 

【レシピ】
スイート・ベルモット  30ml
ジン            30ml
カンパリ          30ml

【作り方】

オールドファッションドグラスに氷と材料を入れる。軽くステアして、材料を混ぜ合わせる。オレンジの輪切り/オレンジの皮で飾る。

 

e.ロブ・ロイ:

アメリカのニューヨークで誕生。19世紀後半ブロードウェイの劇場で人気を博した。ロブ・ロイの名前はスコットランドの伝説的な義賊、ロブ・ロイ・マクレガーに由来している。

 

【レシピ】
スコッチ・ウイスキー      60ml
スイート・ベルモット      30ml
アンゴスチュラ・ビターズ    1滴

【作り方】

シェーカー/ミキシンググラスに氷と材料を入れよく混ぜる。カクテルグラスに注ぎ、マラスキーノチェリー/オレンジの皮で飾る。

 

P.S

余談ですが、今回ベルモットというお酒を記事にしたのは10年ぶりに観た「名探偵コナン」のベルモットがきっかけです。彼女のおかげでカクテルに興味を持ち、自宅で自作するようになりました。新たなLIKEに巡り合わせてくれた青山剛昌氏に感謝🤙

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